「アファンタジア」って言葉を知っていますか?
私は1時間前に知りました。
アファンタジアとは、頭の中でイメージを視覚化できない状態を指す言葉だそうです。
Twitterで流れてきた記事を読み、「あれ、私めちゃめちゃ当てはまるぞ?」と、衝撃を受けました。
でも当てはまらないこともあるんです。
そもそもアファンタジアという概念も1時間前に知ったばかりなので、まだ私が完全にそうだとは判断しきれないというか……。
むしろ私はアファンタジアなのか、誰か判断してくれという気持ち。
なので「これそうかな?」と感じた症状を述べていきたいと思います。
5年くらい乗っている家の車の外見を覚えられない
これ、ずーっと親に「なんで覚えられないの?」と言われ続けてきました。
でも車って難しくないですか?色は分かっても、外見似てる車たくさんあるし……。
これは私が車のデザインに詳しくないのも原因だと思います。
たぶん「この車はこの部分が特徴的だよ」と、言語化して教えられたら覚えることができると思うんです。
そしたら「その部分で判断する」という知識を記憶するので。
でも車を頭の中でイメージできないので、記憶の中の家の車と今見てる車を比較することができないんですよね。
なので5年経った今もナンバーで判断しています。
人の顔を一瞬で忘れる
私、友人から「めっちゃ人の目見て話すよね」って言われるくらい、相手の表情を見てお喋りする人間です。なのに、人の顔を覚えられない。
ひどいときは眼鏡をしていたかどうかも思い出せません。
「この人は眼鏡をしている」と、頭の中で意識して言語化しないと覚えられないんですよね。不便だ~。
アファンタジアの人は家族の顔も思い出せないらしいんですけど、私は思い出せる……と思います。親しい友人とかも。
でも頭の中でイメージするにはめちゃめちゃ集中しなきゃいけないし、ぼんやりとしてます。はっきりとはイメージできないので、視覚化できているのか?と訊かれると怪しい。
日々通っている道の建造物が分からない
これ、本当に皆分かるんですか? 目的地以外のところなんて使わないから覚えられるわけないじゃん!
……とずっと思っていました。
もちろん私は何回か行ったことがあるところでも、地図見ないと辿り着けないタイプの方向音痴です。
以前食べた料理の味を思い出せない
視覚ではないんですが、感覚を記憶できない意味では同じかな、と思いました。
皆さん当たり前のように、「この料理は以前食べたものより味が濃いね」など、昔食べた料理と今食べてる料理を比べることができると思います。
私はそれが「凄いなぁ……」とずっと思っていました。私にはできません。
味がどうだったか記憶できないんですよね。食べたことを覚えていても、具体的に味をイメージすることができない。
今、「卵焼きの味を想像しろ」と言われてもできないです。
「これは苦くてまずい」「これは甘くて、酸味があって、おいしい!」など、感じたことは覚えられるんですけどね。
「昔食べたものと、今食べるものを比較してください」と言われても困ってしまう。
分からない! 今この場に両方用意してくれ!
そういえば小説の内容を映像としてイメージしたことがない
こんなにたくさん小説を読み、楽しんでるのにですよ。
文字は文字であって、その情景を映像として想像したことがないってことに気付きました。
これにはさすがにちょっとショックでした。
多くの人が文章を読んで映像を思い浮かべることができるってことは、作家さんは、私たち読者に鮮明に視覚化できるように言葉を尽くしてくれているってことですよね?
視覚化できない私は、作家さんの想いを全部受け取ることができないってことになりませんか?
別に視覚化できなくても十分読書を楽しんでるので別に良いですけど。でも他の人にはもっと小説から感じれる何かがあると思うと、少し悔しいですね。
ちなみに読んだ小説の内容をすぐ忘れてしまうのはアファンタジアに関係あるんですかね? ないか……。
結論:私の欠点「記憶力が低い」ことはアファンタジアのせいにしよう
自分の考えをまとめるために文字に起こしてみたんですが、やっぱり「興味がないから覚えられないだけ」と言われると「まあそうね」と納得してしまう。
頭の中で林檎を映像化するだけで一苦労な私ですが、特に「暗記科目が苦手!」「勉強が苦手!」ってわけではないんですよね。まあ暗記からは逃げて、理系に進んでるんだけど……。
都合の良いところだけを切り抜くことは得意なので、記憶力が低いことはアファンタジアのせいにしていこうと思います。
アファンタジアだから、職場の人間の顔なかなか覚えられないのも仕方ないよね!